先日、母と二人で山口県萩市へ旅行に行ってきました。
なぜ萩を選んだかというと、歴史に興味を持つきっかけとなった吉田松陰生誕の地だからです。幸運にも天候に恵まれ、両日ともに気持ちよく観光することができました。
新大阪から新山口まで新幹線で2時間、そこから高速バスに乗り換えて、1時間ほどで萩に到着します。着いた時の第一印象は、道路が広く建物もきちんと整備されていて、本当に綺麗な街だなと感じました。
11時過ぎに萩・明倫センターに到着し、まずは萩・明倫学舎内にある「萩・明倫レストラン・カフェ萩暦」で腹ごしらえです。この建物は長州藩の藩校・明倫館の跡地に立地され、かつては小学校として利用されていたとても立派な木造建築です。本館は国登録有形文化財だそうです。


中に入って右手の廊下を進むと、「萩・明倫レストラン・カフェ萩暦」があります。少し早い時間だったせいか待たずに入れました。私たちが注文したのは、萩暦特選ランチセット。7種のおかず、お刺身、栗ご飯、お汁のセットです。どのおかずも美味しく、お刺身も身がぷりぷり、栗ご飯もホクホクでとても美味しかったです。

腹ごしらえの後は、萩・明倫学舎内のミュージアムを見学です。こちらは300円で見学できるのですが、このミュージアムが本当に素晴らしく、「本当に300円でいいの?」と思うほど、それ以上の価値がありました。主に幕末から明治維新にかけての長州藩の歴史と産業遺産についての資料が展示されているのですが、ボリューム満点で所々に係の方がいて、丁寧に展示物について解説してくれました。西洋の近代文明を学ぶためイギリスに密航した「長州ファイブ」についての展示や、当時の地図、天体観測の道具、医療器具なども展示されて、どれも興味深く見入ってしまいました。現代は大体のことがスマホで解決してしまうけれど、実際に道具を使いこなしたり、物事の原理を知る機会がどんどん減ってきているように思いました。本当の意味で自分の頭で理解していることってほとんどないのかもしれない。便利になった反面、私個人の能力は明らかに衰えていってるなと、少し危機感を覚えました。
もう一つ個人的に印象に残ったのが、萩産の火縄銃コレクションです。展示数がとても多くて見ごたえがありました。銃を収納するケースや、火薬袋などは家紋入りで装飾も凝っていて、一つ一つの品が高い技術で作られていたことが分かります。でもどの装備もとにかく重そうで、これを持って戦っていた当時の侍たちって本当に凄い。


思っていた以上にこの施設で有意義な時間を過ごせました。そのため予定がだいぶ後ろ倒しになってしまいましたが、本当に見ごたえのあるミュージアムでした。
次は城下町を巡ります。
萩・明倫学舎横の中央公園を通り、高杉晋作の誕生地や木戸孝允の旧宅を目指します。途中、山縣有朋と久坂玄瑞の像に出会うことができます。


少し進むと、円政寺、高杉晋作の誕生地、木戸孝允の旧宅などがあります。週末だったのですが、あまり観光客もおらず、どのエリアもゆったり見ることができました。木戸孝允の旧宅は家の中も見学ができたのですが、襖で仕切られた部屋が何部屋もあり、迷路のように広くて驚きました。一度トイレに行ったら、絶対元の部屋に戻れないタイプの家です。昔の家を見るのって本当に楽しくて、実際に住んでたわけじゃないのに、なぜか懐かしい気持ちになります。


高杉晋作の誕生地は、外からのみ見学可能です。こういう歴史的建造物がしっかり保全されていると、歴史上の人物だけど、確かにここに存在していたんだと、少し身近に感じることができますね。日本の歴史を大きく動かした偉人たちが、この土地から多く輩出されたという事実、本当に驚きです。改めて吉田松陰の偉大さを感じました。



この後は城下町をぶらぶらしながら、萩博物館へ。この博物館がまた凄くて、展示物も豊富で吉田松陰や高杉晋作の書なども展示されています。係の方が吉田松陰が自らのことを「二十一回猛士」と記している理由など、丁寧に解説してくれました。ざっくり言うと、ある日、吉田松陰の夢に神様が出てきて、人生で21回命を懸けた行いをするという決意を持ちます。その時点で自分はまだ3回しか出来ていないので、あと18回やると宣言したという話なんですが、3回出来てるだけでも十分凄いのに、あと18回やるとか、やっぱり只者じゃない…。私なんて41年生きてるけど、一回もそんな行いしたことないのに。それだけ今の日本は平和だということなのかな。でもこういう精神の人がいたから、優秀な人材を多く輩出できたんでしょうね。
萩は思った以上に見どころ満載で、予定より時間が押してしまい、この日に松陰神社も行くつもりだったのですが、時間的に厳しくなり断念。予定では2日目は、防府へ移動するつもりだったんですけど、さすがに松陰神社に行かずに帰るなんてありえないということになり、急遽防府は諦めて2日目も萩を観光することにしました。本当に魅力的な街で、正直2日でも足りなかったと思います。とにかく濃厚な1日でした。2日目の出来事についても、また書けたらなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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