36歳から一人暮らしを始めた私ですが、料理に関しては未知の領域でした。
実家にいた頃は、所謂パラサイトシングルのような生活で、会社から帰れば美味しいごはんが用意されており、週末は母の手伝いをする程度で、自分一人で最初から最後まで作ることは、ほとんどありませんでした。
あったとしても数か月に1回程度。
そんな私が毎日ご飯を作る。
とてもハードルが高い…。
一人暮らしの条件として、自炊は絶対だったので、これは避けて通れない課題です。
そうは言っても、今は何でもネットで調べられる時代です。
簡単なレシピを探せば、何とかなるだろうと思っていました。
しかし甘かった…。
料理を作るには、まずは買い出しからです。
節約のために、買い出しは週に1回と決めていたので、1週間分の食材を買いに行きます。
しかし、今までは買い物も全て母まかせだったので、一体なにをどれぐらい買えばいいのか、野菜はどのくらいもつのか、高いのか安いのか、何も分からない状態でした。
本当に恥ずかしい話です。
最初の頃は、食品ロスをしないようあまり買い過ぎないようにしていたところ、食材が少なすぎたり、そのせいで激やせして周囲を心配させたり、感覚を掴むまで時間がかかりましたが、母にアドバイスをもらいながら少しずつ慣れていきました。
料理のスキルに関しては絶望的で、とにかく切るのが遅いので、下ごしらえに物凄く時間がかかり、作り終わる頃にはヘトヘト。
しかもキッチンが物凄く狭かったので、1品ずつしか作れず、シンクも狭いので洗い物がまとめてできなかったり、要領も悪くとにかく疲れる。
やっと出来上がった肉じゃがは、本当にひどい物でした…。
何度も何度も失敗して、要領よくやれない自分が情けなくて一人で泣いたこともあります。どうして私は何も満足にできないんだろう。今まで母に頼りっきりの生活をしてきた自分をとても恥ずかしく思いました。
でも生きていくためには、食事をしなければならない。
どうすれば効率よくできるか。試行錯誤を重ねました。
そこで出た結論が、一人分のご飯を作るのって、とても難しいということです。
だいたいのレシピは、二人前以上の分量で掲載されているので、馬鹿な私にはそれが分かりずらかったのです。
だったら、二人前で作ればいい。2日連続同じ晩ごはんにすれば、晩ごはんを作るのは2日に1回で済み、家事も少しラクになると考えたのです。
人によっては、2日連続で同じごはんは嫌だと思うかもしれませんが、私は特に気にならないタイプなので、このやり方を選びました。
二人前のごはんを作るようになってからは、割と上手く作れる回数も増え、野菜を切るスピードや効率も徐々に上がっていきました。
新しい家に引っ越してからは、以前よりキッチンが広くなったので、更に効率もよくなり、料理に掛かる時間もかなり短縮されました。
今でも料理上手とは、お世辞にも言えないようなレベルですが、私は自分で作るごはんが結構好きです。私が作るものは、全然オシャレな料理ではないけれど、素朴で毎日食べられるごはんです。その素朴さが自分で言うのもなんですが、結構好きなんです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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