料理へのモチベーション

料理

一人暮らしを始めて4年と半年ほどが過ぎましたが、私は今でも料理が得意だとは言えません。

自分が食べる分には美味しいですが、人様にお出しできるような料理は未だに作れない。

ですが、「食」に対する意識はだいぶ変わりました。

私は最初の頃、本当に料理ができなくて、料理をすることが物凄く苦痛だったのですが、その一方で料理ができる人になりたいという憧れはずっとありました。

冷蔵庫にある物で、ささっと手際よく作る。なんてかっこいいんだと。

「手際」「効率化」という点で一番参考になったのは、YouTubeの料理動画でした。

作る過程を見ることで、文字のレシピでは分からない部分が見えてきたという感じです。

実家で母の料理する姿を見てきたのに、そこで何も学んでいなかった自分が恥ずかしい…。

そこから少しずつスムーズに作れるようになっていきましたが、やはり料理に対するモチベーションはあまり上がらなくて、必要だからやっているという感じでした。

そんなある時、土井善晴先生の「一汁一菜でよいと至るまで」という本を読んだのです。

それまでの私は、レシピ通りに完璧にできなければ失敗だと思っていて、自分でかけたプレッシャーと上手くできない自分を卑下する気持ちで、「料理=苦痛な家事」と位置付けていました。

本のなかで土井先生は、一人暮らしで自分のために料理を作れる機会を持てるのは貴重なことだと仰っていました。そこで少し味が濃かっただとか、薄かっただとか、自分の感覚を磨いていける。レシピ通りにできなかったから失敗ではなく、自分の感覚でああでもない、こうでもないと試行錯誤していく。また、具沢山のお味噌汁は一人暮らしにありがちな野菜不足の解消にも繋がりますし、誰かが丹念に育てた食材を、感謝を持って美味しくいただくことの大切さなど、「食」に対する見方を大きく変えてくれました。また、この本を通じて、料理はとてもクリエイティブな行為だと思いました。

今でもレパートリーは多くありませんし、レシピを見ずに作ることはまだ難しいですが、既存のレシピを参考に、具材を変えてみたり、何かを足してみたり、試行錯誤を重ねています。少しずつですが、段々できると思えるようになってきました。自分の体を作っていく「食」と改めて向き合うことで、料理に対するモチベーションも以前より上がりました。

また、Podcast「土井善晴とクリス智子が料理を哲学するポッドキャスト」も最近聴き始めました。土井先生とクリス智子さんが優しく語られるお話は、料理に限らずはっとさせられる哲学的な内容もあり、とてもおすすめな番組です。ご興味のある方は、ぜひ聴いてみてください。

あと、料理ってとても合理的な趣味だと思いました。趣味に割く時間やお金を家事の時間と食費の予算で賄えるのです。まだ「料理が趣味です」と言えるほど料理好きではありませんが、いつか言えるようになれればいいなと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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